【オンラインセミナー】HEAT20の評価指標(住宅シナリオ)セミナー (2022/4/20)

2022年3月17日より、HEAT20住宅システム認証が開始されました。

 インテグラルでは、ホームズ君『省エネ診断エキスパート』パッシブ設計オプションの一機能として、HEAT20住宅システム認証に対応した住宅シナリオ計算機能を追加しました。しかし、ユーザの皆様からは、HEAT20住宅システム認証の申請方法や、住宅シナリオ計算がよく分からないというお声を多く頂いております。

そこで、インテグラルでは、HEAT20住宅システム認証とHEAT20住宅シナリオについての解説セミナーを2022年4月20日(水)に緊急開催いたしました。

■第一部 住宅シナリオと住宅システム認証制度とは?

 はじめに、HEAT20の「住宅シナリオ」「住宅システム」という言葉の意味と、住宅システム認証制度の概要を説明させていただきました。
やはり聞きなれない言葉に戸惑っていた参加者様が多かったようで、実施後アンケートでは「住宅シナリオと住宅システムの違いがやっと理解できた」という声を多くいただきました。

■第二部 住宅シナリオ計算機能について

 第二部では、HEAT20住宅シナリオとHEAT20住宅システム認証について、より詳細な説明をさせていただきました。
HEAT20住宅シナリオについては、4つの指標についてそれがどのように計算され、その計算結果が何を表しているのかを詳しく解説させていただきました。やはり新しい言葉がたくさん出てくる所なので、セミナーを開催する前から沢山の問い合わせを頂いており、なるべくかみ砕いた説明を心がけました。

 HEAT20住宅システム認証の申請までの具体的な流れを解説させていただきました。住宅シナリオ計算には2つの方法(ルート1とルート2)があり、それぞれのルートで出来ることや必要な準備についても解説させていただきました。ルート1とルート2とで、申請できる範囲が異なることは大事なポイントですね。また、ここでの住宅シナリオ計算においては、入力された断熱仕様を標準住宅モデルプランにあてはめて計算することも説明させていただきました。

 第二部の後半では、実際の操作画面を見ながらホームズ君『省エネ診断エキスパート』で住宅シナリオ計算書を出力するデモを行いました。また、自社の断熱仕様をマスタに登録する方法や、入力済みの物件データから断熱仕様を簡単に呼び出す方法など、住宅シナリオ計算書出力の際に使える便利機能を紹介させていただきました。やはり実際の操作の流れを追うことでイメージが掴めたのか、実施後アンケートでもこのパートが分かりやすかったという声を多く頂けました。

 第二部の最後には、ホームズ君からのアドバイスとして、設計プランを用いて住宅シナリオ計算書を出力する機能について紹介いたしました。この機能では、標準住宅モデルプランではなく実際に入力されている物件の間取りやプランをもとに住宅シナリオ計算書を出力することができます。
住宅システム認証の申請にはお使いいただけませんが、設計プランの見直しや施主へのアピール材料にお使いいただけることを、活用事例をもとに解説させていただきました。


■アーカイブ配信

本セミナーのアーカイブについては、ホームズ君Youtubeチャンネルにて全編ご覧いただけます。


■さいごに

 今回のセミナーは、予想より多くの方々にご視聴いただきました。また、アーカイブの動画についても多くの方々にご視聴いただいており、改めてHEAT20や住宅システム認証が非常に注目されていることを実感しました。
また、HEAT20の住宅システム認証が始まって間もなかったため、まだ制度について理解が深められていないという方が多かったのではないかと思います。今回のセミナーが、少しでも皆様の理解を深める助けとなれれば幸いです。


余談ですが、今回のセミナーでは満開の八重桜をバックに配信させていただきました。

実は、満開であることに気が付いたのは前日で、それから急遽会場を変更したのですが、
桃色の八重桜が鮮やかに映えていて、変更して良かったと思いました!

ということで、この時期にしか使えない特別なスタジオからお届けいたしました。
今年の八重桜はもう散ってしまいましたが、来年の春もチャンスがあればお見せしたいと思います!