【緊急開催オンラインセミナー】今、真に問われる住宅設計の説明責任(2021/03/31)

いよいよ2021年4月からスタートする省エネ性能の説明義務制度を前に、オンラインセミナーを開催いたしました。事前登録は1000を超え、最大同時視聴数も618と大勢の方にご視聴いただきました。

第一部 「説明義務への取り組み」

説明義務制度のスタートを目前として、2050年のカーボンニュートラルをゴールに見据え、2021年3月に入り発表された『住生活基本計画』。そこには省エネ基準の適合義務化が再浮上し、省エネ適合基準の見直しなども示唆される内容が発表されました。目まぐるしく状況が変化する今、執務者のみなさまの取組みについて、お話いただきました。


『プラン初期から始める性能の確認。~はじめにできていないものは最後までできない~』
【kameplan architects一級建築士事務所 大出達弘様】
設計の初期において、敷地条件をふまえ、どう設計、提案していくか、最初の設計方針が肝心。
『UA値を疑え。「室温を設計する」レシピを自分で創り出す』
【Raphael設計 神長宏明様】
UA値は通過点でしかない。無暖房で室温18℃を実現するレシピを実物件例で公開。
『新築・既存長期優良化リフォームでの対応について』
【佐藤工務店一級建築士事務所 佐藤喜夫様】
新築も既存住宅も、耐震と断熱を両立した提案し、住みながら施工を実現。
『未来を見据えた説明義務化の独自書式を公開!』
【エコワークス株式会社 小山貴史様】
ZEHから、LCCM、BELSまで独自書式で提案。

そして、小山様から第一部の最後に、

脱炭素社会の実現に向けて革命が起こっている。気候危機の問題を解決しうる最後の世代が私たち。2050年に2020年代の建築業界の人たちが頑張ったからだと言われるようにしよう。

との熱いメッセージをいただきました。

第二部 「建築物省エネ法 改正について」

インテグラルからは、法改正に関連して、以下の3つについて、説明させていただきました。

  1. 説明義務制度について
  2. 標準計算ルートvsモデル住宅法
    差異の発生要因とその傾向
  3. 標準計算ルートの外皮計算の変更点と特徴

第三部 パネルディスカッション

第三部には、パネルディスカッション方式で、それぞれの先生からライブで、事例に関連した失敗談や今後への取組みの話をさせていただきました。


■アーカイブ配信

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■YouTubeチャンネル 住宅性能診断士ホームズ君


今年も、当面は新型コロナウィルス対策として、オンラインでの開催となりますが、オンラインの良さを活かして、もっと掘り下げて学べるセミナーの企画も予定しています。

引き続き「ホームズ君すまいの安心フォーラム」をよろしくお願いいたします。