神奈川県建築士事務所協会藤沢支部 茅ヶ崎・寒川支部「木造住宅の耐震診断セミナー」

2012年11月22日、神奈川県建築士事務所協会藤沢支部様、茅ヶ崎・寒川支部様からのご依頼で、「木造住宅の耐震診断セミナー」を行いました。
藤沢支部様と茅ヶ崎・寒川支部様は近隣の支部同士ということもあり、今回は合同での講習会となりました。

2012年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」(一般財団法人日本建築防災協会発行)における変更点を中心に解説いたしましたが、一般診断の内容が大きく変わったことへの関心が高いと感じました。
平屋の低減係数が追加されたことによる下屋部分の壁保有耐力の上昇、それに伴う偏心率の変化など、物件によっては2004年版と2012年改訂版で一般診断の評点が大きく変わることもあります。
実務者の方にとっては、やはり一番気になるところですので、質問をまじえ時間をかけてお話をさせていただきました。

国は、新耐震基準(昭和56年基準)が求める耐震性を有する住宅のストック比率を95%にすることを目標に掲げています。
その実現のためにも、耐震診断の実務に携わる皆様に正確な情報をいち早くお伝えできるよう、セミナー・講習会などを積極的に開催していきたいと思います。