東京都木造住宅耐震診断登録事務所協議会 出張セミナー「2012年改訂版 耐震セミナー」

今日は出張セミナーの開催報告です。
インテグラルが行っているセミナー形態の一つとして、出張セミナーというものがあります。これは、自治体や建築士会、建築士事務所協会などの組織・団体・グループから依頼をいただき、インテグラルより講師を派遣して行うセミナーです。団体・グループ主催の講習会・研修会の一部としてご依頼いただくケースがほとんどです。全国各地を無償で行っていますので、自治体・団体関係者の方はぜひご検討ください。

今回は、2012年7月13日に、東京都木造住宅耐震診断登録事務所協議会(都耐協)様の耐震講習会としてご依頼をいただきました。都耐協様は、東京都が毎年行っている耐震診断士試験に合格した診断士が任意に入会できる会員組織です。現在の会員数は226社にのぼり、講習会や耐震診断結果のピアチェックを行うなど精度の高い耐震診断を目指して活動されています。
 

今回の講習会ですが、まず、都耐協の前田代表から挨拶がありました。2012年改訂版の耐震診断基準については、木造校舎や保育所などには精密診断法2の保有水平耐力計算による方法が必要で、今後は勉強会なども積極的に行い会員のレベルアップをしていきたいと仰っていました。
続いて、耐震補強部材メーカーの株式会社アンデン東京様による仕口ダンパーと荒壁パネルの紹介がありました。

最後に我々インテグラルの出番です。
インテグラル 代表取締役 柳澤泰男より、これまでの2004年版耐震診断基準の一般診断と精密診断の評点の傾向に大きな誤解や問題点があった事をご説明しました。次に、2012年改訂版の評点の分析結果や傾向について、具体的な平面図をもとに、偏心率の変化により低減係数がどのように変化したか等の解説を行いました。

最後に、インテグラル 営業企画部 木村より、2012年改訂版対応のホームズ君「耐震診断Pro」Ver.4について、アップグレードの方法やプログラム評価の扱いについてご説明いたしました。
参加者からは「2012年改訂版が、より実状に即した診断結果となることが分かったので、すぐにでも2012年改訂版の診断法を取り入れたい。」との声を多数いただきました。

今後は、全国の自治体で行われている助成制度において、2012年改訂版への対応が急がれますので、講習会をお考えの方はインテグラルの、出張セミナーをご検討ください。