Archive for 12月, 2016

日本の住宅をもっと強く!もっと暖かく!
ホームズ君「許容応力度計算のすすめ」

水曜日, 12月 21st, 2016

ホームズ君「許容応力度計算のすすめ」セミナーを東京(12/15)、大阪(12/20)の2会場で開催しました。本セミナーは、2016年11月からインテグラルが推進している『日本の住宅をもっと強く!もっと暖かく!』プロジェクトの一つ「よくわかる木構造セミナー」の第2弾です。東京、大阪ともに大勢の方にお申込みをいただき、ほぼ満席となりました。許容応力度計算への関心の高まりをあらためて実感いたしました。

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前半のパートでは、許容応力度計算において特に重要な外力(地震力・風圧力)、鉛直構面、水平構面の基本的な考え方や計算方法について解説しました。
ホームズ君「構造EX」を使えば間取りや耐力壁などを入力して簡単な条件を設定するだけで、許容応力度の計算を実行することが可能ですが、計算方法を理解した上でソフトをお使いいただけば、より合理的で耐震性の高い設計ができるようになります。その上で、現行の耐震等級3を最低限の基準として考え、建築基準法で想定している地震力の1.75~2.00倍の地震力に耐えられる、より耐震性の高い耐震等級4、5に相当する設計をしていただくことで、熊本地震のように震度6強~7の地震が複数回発生した場合にも継続して安心して暮らせる設計ができます。

後半は、ホームズ君「構造EX」を使った許容応力度計算の設計方法やフロー、開発中の新機能についてご説明を差し上げました。
セミナー終了後も、ホームズ君のより詳しい使い方やユーザー様が現在設計中の建物に関する疑問など、たくさんの方からご質問をいただきました。セミナーはユーザー様から直接ご意見ご質問をいただける貴重な場ですので、今後も積極的に開催していきたいとあらためて思いました。

2017年も、1月に「H28 省エネ基準&ZEH」、2月に「木造住宅の耐震診断」、3月に「パッシブ設計のすすめ」といったテーマのセミナーを開催いたします。ご興味のある方は是非ご参加ください。

実例に学ぶ!ソフト実習付き 許容応力度計算セミナー

木曜日, 12月 15th, 2016

2016年12月14日、インテグラル開発センター(茨城県つくば市)で、「実例に学ぶ!ソフト実習付き 許容応力度計算セミナー」を開催しました。

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本セミナーは、ホームズ君「構造EX」を使い、実際に許容応力度計算を行う場合の流れ(伏図入力から許容応力度計算の検定NG解消など)を体験していただくものです。
今回の参加者の多くは、ホームズ君「構造EX」の許容応力度計算オプションのユーザーの方でしたので、サポートセンターにもお問い合わせの多い検定NG解消法(例えば、部分的に構造用合板をはって水平構面の剛性を上げる)など具体的な項目を増やして実習を行いました。モデルプランを使って許容応力度計算の操作を通して体験していただくことで、より理解が深まったのではないかと思います。

 

耐震診断・補強設計セミナー (耐震診断Pro操作 入門編)

月曜日, 12月 12th, 2016

2016年12月7日、インテグラル開発センター(茨城県つくば市)で、耐震診断・補強設計セミナー (耐震診断Pro操作 入門編)を開催しました。ホームズ君「耐震診断Pro」を使い、CADの入力から耐震診断、補強設計まで、基本的な操作方法を体験していただくセミナーです。

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実際に耐震診断を行った経験のある方でも、耐震診断の考え方やソフトウェアの操作方法に曖昧な部分があるなど、不安をお持ちの方もいらっしゃるようです。
特に、今回多くご質問いただいたのは面材や土塗り壁が横架材までとどいていないケースについてです。2012年改訂版『木造住宅の耐震診断と補強方法』(日本建築防災協会発行)では、このような場合、壁高さ比を用いてその面材や土塗り壁の耐力を補正することになります。ホームズ君「耐震診断Pro」では、壁材種を入力する際に壁高さ比を壁材種ごとに設定できますので、その方法を解説しました。

曖昧な部分はそのままにせず、是非ホームズ君のセミナーにて解消していただければと思います。皆様のご参加をお待ちしております。

日本の住宅をもっと強く!もっと暖かく! 
ホームズ君 震度7に負けない木造住宅「耐震等級3のすすめ」

木曜日, 12月 1st, 2016

『震度7に負けない木造住宅 耐震等級3のすすめ』を大阪(11/24)、東京(11/30)で開催しました。本セミナーは、インテグラルが推進する『日本の木造住宅をもっと強く!もっと暖かく!プロジェクト』に基づいて開催される技術セミナーの第1弾です。

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2016年4月の熊本地震では、28時間以内に震度6強の地震が1回、震度7が2回続けて発生し、2000年以降に建築された木造住宅においても、大破・倒壊の被害が確認されました。
現行の建築基準法では、「極めて稀にしか発生しない大規模の地震(震度6強~7程度)に対して、人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じないこと」が前提となっています。しかし、基準法で想定している「大規模の地震」の加速度は300~400gal程度といわれており、現在の計測震度においては震度6弱~6強の下の方に該当します。震度7の地震に対しては、建築基準法を守るだけでは、耐震性が十分とは言い難い可能性があります。
品確法住宅性能表示における耐震等級で、等級3は、「数百年に一度発生する地震(東京では震度6強~震度7程度)の1.5倍の地震力に対して倒壊、崩壊せず、数十年に一度発生する地震(東京では震度5強程度)の1.5倍の地震力に対して損傷しない程度」とされています。そのため、これからは「最低でも耐震等級3」という考えを視野にいれるべきかもしれません。
セミナー参加者の中には、既に耐震等級3を標準として設計している、という方も多数いました。他にも、熊本地震の後、耐震性に対して施主の関心度が上がっていることや、今自分の設計している建物の耐震性がどの程度のものなのか、より意識するようになった、というお話をうかがいました。

さて、耐震等級3を目指す上で重要なのが水平構面(床倍率)の検討です。
そもそもなぜ水平構面の剛性を確保するのかといえば、耐力壁の存在する各通りに地震力がかかったとき、水平構面の剛性が弱いと通りごとに変形量が異なり、建物にねじれが生じてしまうためです。それを防ぐために、水平構面に剛性を持たせ、各通りにかかる地震力を均等に分ける必要があります。
水平構面(床倍率)の検討においては、まだまだその考え方や等級のクリア方法などが浸透していないと思われます。ホームズ君サポートセンターにも、床倍率の等級を満たすにはどうすればよいのか、という問合せをよくいただきます。そのため、本セミナーでは、特に重点的に、床倍率の検討内容について解説いたしました。床倍率の基本は「耐力壁線」で区切られた床区画ごとに「必要床倍率」と「存在床倍率」を比較することです。各床区画に対して、「存在床倍率」が「必要床倍率」を上回っていればよいのです。実際に、「必要床倍率」が大きくなってしまうパターンや、存在床倍率が下がってしまうパターンなど、各パターンに対応した等級クリア方法を解説いたしました。

ホームズ君すまいの安心フォーラムでは、『日本の木造住宅をもっと強く!もっと暖かく!プロジェクト』に基づき、各テーマに沿ったセミナーを月替わりで開催いたします。今後もホームズ君のセミナーにご期待ください。