Archive for 2月, 2014

セミナールーム「耐震診断・補強設計セミナー (耐震診断Pro操作 入門編)」

木曜日, 2月 27th, 2014

2014年2月26日、インテグラルのセミナールーム(茨城県つくば市)で、「耐震診断・補強設計セミナー」を開催 しました。
本セミナーは、 実際にホームズ君「耐震診断Pro」を使って、モデルプランの耐震診断から補強設計までの基本的な操作を体験するセミナーです。参加者の中には、「これまでのやり方は正しかったのか、それを確認したかった」と、自社の耐震診断の精度を上げたいという目的で参加された方もいらっしゃいました。

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木造住宅の耐震診断を取り巻く動向としては、長期優良住宅化リフォーム推進事業(平成25年度補正予算、公募期間:平成26年2月7日~平成26年2月28日)の公募が始まっています。リフォーム工事前のインスペクションや、住宅の性能向上のためのリフォームを行うことで、リフォーム工事費の1/3、最大で100万円が補助される制度です。ホームズ君「耐震診断Pro」で行った耐震性の検討や省エネ性能の検討がそのまま利用できますので、ご興味のある方は、ご確認いただければと思います。

セミナールームは定期的に開催していますので、操作に不安のある方、興味を持たれた方は是非一度お越しください。皆様のご参加をお待ちしております。

セミナールーム「省エネ・長期優良住宅セミナー(構造EX操作 入門編)」

水曜日, 2月 19th, 2014

2014年2月19日、インテグラルのセミナールーム(茨城県つくば市)で、「省エネ・長期優良住宅セミナー」を開催しました。
本セミナーは、 実際にホームズ君「構造EX」を使ってモデルプランで目標をクリアしていく実践的なセミナーです。

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講習では長期優良住宅の認定基準説や耐震等級や省エネ等級の満たし方について解説します。 2013年10月1日に施行された【平成25年省エネ基準】(「エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」(平成25年経済産業省・国土交通省告示第1号))についても詳しく解説します。※ホームズ君「構造EX」では、省エネオプション(H25年省エネ基準対応)で、外皮性能「外皮平均熱貫流率(UA値)」「平均日射熱取得率(ηA値)」「一次エネルギー消費量」算定のための条件算出を行うことができます。

現在の長期優良住宅で採用されている省エネの判定基準は、次世代省エネ基準(平成11年省エネ基準)です。熱損失係数(Q値)と夏期日射取得係数(μ値)で等級4を満たす必要があります。 しかし、今後は改正省エネ基準(平成25年省エネ基準)による断熱性能の判定が求められるようになってきます。 いかに早く基準を理解し対応できるかが重要です。

今回のセミナー参加者の方は長期優良住宅の申請は未経験という方が多かったようです。また、省エネ基準については、現在は次世代省エネ基準(平成11年省エネ基準)と改正省エネ基準(平成25年省エネ基準)の移行期間ということもあり、どの基準で検討したらよいか混乱されている方も多いようです。 今回のセミナーが、少しでも皆様の今後の業務の助けとなれば幸いです。


【東京大学 稲山正弘教授】
「住宅用流通材を用いた中大規模木造の構造計画」
ホームズ君 スキルアップセミナー 第二弾

月曜日, 2月 10th, 2014

ホームズ君「すまいの安心フォーラム」が主催する「専門家が語る!木造建築の未来 ホームズ君スキルアップセミナー」の 第二弾を2014年2月7日、稲山正弘教授(東京大学大学院 木質材料学研究室 教授・ホルツストラ主宰)をお迎えし開催いたしました。講演のテーマは「住宅用流通材を用いた中大規模木造の構造計画」です。

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2010年10月「公共建築物等木材利用促進法」が施行され、低層の公共建築物は原則木造化・木質化に努めることになりました。 しかし、国交省の発表では、平成24年度に国が整備した低層の公共建築物462棟のうち木造はわずか42棟。木造が少ない原因について、稲山正弘教授は「公共建築物の設計を手がける設計事務所は、普段RC造やS造を中心に行っていて木造には不慣れな場合が多い」ことを挙げられていました。
中大規模木造建築の場合、コストや防耐火の法規制、RC造やS造とは異なる接合部の計算など、木造はRC造やS造よりもハードルが高いと敬遠されがちなのが現状です。 では、どうすればこの問題を解決し木造を「中大規模建築で普通に使われる手法」とすることができるのか、 講演の中で稲山正弘教授はその具体的な解決策を示してくださいました。
中大規模木造建築では、大断面集成材や特注品の接合金物が必要になるという「思い込み」があり、構法や事業者を制限するような状況になっていて、その結果コストが割高になっているそうです。
一方、木造の戸建住宅ではオープンな生産システムが全国に普及しています。中大規模木造建築においても、このシステムを利用できるような設計をすることで、コストを大幅に抑えることができると仰っていました。例として、流通品の中断面製材・集成材(梁幅120mm、梁せい450mmまで)で十分となるよう設計した場合、材の単価を大断面集成材の1/2~1/3に抑えることができます。

後半では、稲山正弘教授が設計を行った実例を数多く紹介していただきました。その中のひとつ、岩手県紫波町にある「オガールプラザ」(図書館や産直販売所等を含む2階建て複合公共施設)の例は、さまざまなヒントが詰まった事例でした。準耐火構造の木造棟の間にRC造の耐火構造棟を挟みそれぞれを別棟とみなす(昭和26年3月6日住防発第14号「部分により構造を異にする建築物の棟の解釈について」)ことで、約6,000㎡の大規模施設を実現。建物規模が大きいため、計算ルートは令46条2項ルートを適用し、耐力壁や2階床構面は「面材詳細計算法」で釘ピッチを細かくする等して、より許容せん断耐力の高い壁(壁倍率にして約10倍)や水平構面を使い設計を行ったとのことでした。こうして具体的に中大規模木造建築が実現できるんだということがセミナー参加者様にも実感いただけたと思います。

オガールプラザ (2012年:岩手県)

オガールプラザ
(2012年:岩手県)

北沢建築 本社構造棟

北沢建築 本社工場棟
(2010年:長野県)

近畿大学E-Cube (2006年:大阪府)

近畿大学E-Cube
(2006年:大阪府)

潮来小学校 (2013年:茨城県)

潮来小学校
(2013年:茨城県)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この講演で、稲山正弘教授は木造で設計する際の具体的な手法について順を追って解説してくださいました。これまで漠然と「木造だと難しい」 という意識を持っていた方にとっては、「これなら自分にもできそうだ」という意識改革につながるお話だったと思います。

また、ホームズ君「構造EX」は、稲山正弘教授が講演で紹介された「令46条2項ルート」「面材詳細計算法」に対応していますので、今すぐにでも中大規模木造建築の設計が始められます。

今回のセミナーがご参加いただいた皆様にとって中大規模木造建築を設計していく上での突破口になれば幸いです。