Archive for 12月, 2013

【南雄三氏特別講演】
 「教科書として読む平成25年省エネ基準」
ホームズ君 スキルアップセミナー 第一弾

木曜日, 12月 5th, 2013

2012年 ネット・ゼロ・エネルギーハウス支援事業(経済産業省)、住宅のゼロ・エネルギー化推進事業(国土交通省)、認定低炭素まちづくり促進法制定・施行。 2013年 平成25年省エネ基準の改正・施行。 そして2020年にはそれが義務化されようとしています。
「国の省エネ施策は固まりつつあり、今後は取り組んでいくのが当たり前になる。省エネを“こだわり”にしていた工務店や設計事務所も売りをなくしますよ。」とそんな強烈なお話も南雄三氏のユーモアをまじえた語り口では、講演を聞く当事者にも不思議と受け入れられてしまうようです。

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この冬、ホームズ君「すまいの安心フォーラム」では、省エネ・許容応力度計算・耐震をテーマに「専門家が語る!木造建築の未来 ホームズ君スキルアップセミナー」を行います。第一弾のテーマは省エネ、2013年12月4日に東京秋葉原で住宅技術評論家の南雄三氏を特別講師に迎え、百数十名の収容が可能な会場がほぼ満席の状態で開催しました。
南氏は、『スラスラわかる断熱・気密のすべて』などの著書に加え「建築技術」2013年1月号の坂本雄三先生(独立行政法人建築研究所理事長) とのダブル雄三対談”日本の省エネ住宅の施策はどこを向いているのか”でも話題になりました。自立循環型住宅やCASBEE戸建など公的なエコ活動の普及にも精力的に貢献されています。

ご自身の紹介動画「南雄三の公的プロフィール」や改正省エネ基準をわかりやすくまとめたアニメなど、南氏の講演を理解し楽しむためには視覚と聴覚両方のフル活用が必要です。手元のレジュメとプロジェクターの画面を交互に見ながら、マシンガンのように降り注ぐ南氏の解説。講演時間は90分でしたが、南氏自身も含めあっという間の時間だったと思います。
省エネ基準の変遷、補助金と評価ツールの関連、平成25年省エネ基準・一次エネルギー消費量計算の解説など、制度を理解するのにも知識を整理するのにも役立ったのではないでしょうか。

講演の後半では、南氏が掲げる「省エネ住宅・計画原論」のお話がありました。ヒートショックの危険性とからめ、「寒い家を作ったのは誰だ?」という問いかけがありました。これから自分たちが作る家には、どれだけの断熱性能が求められているのか。地域の気温に加えてこれまでの居住環境・地域の日射量・個人の温熱感に左右されること、Q値2.7ではなくQ値1.9プラス日射を含めた検討で、冬場でも暖房室20度、非暖房室でも15度以下にならない家を作るべきとご自宅のリフォーム・温度計測の結果を示しながらのお話でした。

「今朝、寝室の温度が何度だったかわかりますか。」 講演の中で、温度計測をすることでリフォームの効果が施主にも浸透し満足度を高めるというお話がありました。
インテグラルは現在、「スマートワトソン君」という無線通信機能付きの省エネ環境モニタリングシステムを開発しています。2014年1月には、通信機能を大幅に改善し液晶表示を付けたVer.3が発売になります。ただいま、つくば市や東京大学などと共同で実証実験を進めている最中です。小型の温湿度センサー「温エアー」と電力量センサー「見ルワット」で計測したデータを蓄積する住宅向けのクラウド方式のHEMSで、リアルタイムな情報表示に加えて蓄積されたデータをもとに様々な分析ができます。南先生がおっしゃるようなリフォーム前後の断熱性能の比較にも活用することができます。

セミナーの後半、本システムについての紹介の時間をいただきました。特長は、その機器構成の簡便さと価格です。推奨している「温エアー」3台、「見ルワット」1台、受信機「ゲートウェイ」1台の組み合わせの予定価格は約15万円。小ユニットでの出荷にも対応していきますので、これからHEMSを導入しようとしてる工務店様や中小住宅メーカー様にも取り入れやすいのではないでしょうか。
省エネ性能と快適性、高齢者健康配慮など、「スマートワトソン君」を導入することで広がる可能性。インテグラルはホームズ君「すまいの安心フォーラム」を通じて今後も木造住宅にかかわる皆様を支援していきます。

福岡県建築住宅センター 長期優良住宅・認定低炭素住宅セミナー

水曜日, 12月 4th, 2013

2013年12月4日、(一財)福岡県建築住宅センター様主催のセミナーにて、長期優良住宅および認定低炭素住宅制度に関する講師をさせていただきました。

本セミナーは、長期優良住宅および認定低炭素住宅制度の普及のため、主に工務店・設計事務所向けに開催されたものです。長期優良住宅の認定基準や2013年10月1日に施行された新しい省エネ基準の解説、そして認定低炭素住宅の基準について解説を行いました。
参加者の関心は、長期優良住宅よりも認定低炭素住宅の方が高いように見受けられました。認定低炭素住宅に関心はあっても、基準等についてはあいまいなままだったのを整理・理解されようとして、参加された方が多かったのかもしれません。

福岡県建築住宅センター様のお話によると、認定低炭素住宅の申請はまだまだ少ないとのこと。制度的には、構造部分の検討が無く省エネ性能の基準を満たせば、長期優良住宅と同等の優遇が受けられることからも、メリットは大きいと思います(市街化区域限定ではありますが)ので、ぜひ積極的に本制度を活用していただきたいと思います。

インテグラルでは、自治体様や団体様向けに出張セミナーを承っております。全国各地に伺いますので、同様のセミナーをご希望の方、是非フリーダイヤル(0120-9876-68)までご相談いただればと思います。